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2019.07.07

重度歯周病の治療

先日は平日の夜、診療後に2つの歯周病に関するセミナーを受講してきました!

一つ目は、アメリカのインディアナ大学歯周病科から、ブランチャード先生にお越しいただいて、当院で使用しているCO2レーザーに関する講義をしていただきました。

歯科の治療や材料は、アメリカは日本の10年近く先を行っており、この日は世界的にも最先端の知識と技術を学ぶことができました! 

当院で使用しているレーザーを使用すれば同じ治療ができるため、この日に得た最新の知識を患者さんに還元したいと思います(^ ^)

また、別の日には重度歯周病患者さんの治療について学びました。

天神で診療していた頃は、重度歯周病の方はそれほど多くなく、また患者さんの歯科治療への意識が高い方が多かったので、こちらがしっかり治療すれば完治することがほとんどでした。

しかし、地方に行くほど歯の治療への意欲が低い方が多くなり、福津市でご開業されている水上先生の病院でもほとんどの歯が保存困難な「超」重度歯周病の方が時々来られるということでした。 

歯周病学の分類では、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間が6mm以上ある歯は全て重度歯周病と呼ばれます。

そのためこのような歯周ポケットが6mmの歯も重度歯周病ですし、

このように歯周ポケットが10mmを超えるグラグラな歯も同じ重度歯周病です。

同じ重度歯周病でも前者はしっかり治療すれば治りますが、後者はどんなに頑張っても治りません。

そのため治療不可能な「超」重度歯周病の歯は抜歯して、他の歯をしっかり保存することが重要になります。

しかし、歯周病治療を専門にされていない病院ではまずどの歯が残り、どの歯が残せないかの見極めが難しく、また残した歯の治療もきちんとできないため、初めから何もしないで歯石取りだけして様子を見るという「ネグレクト」状態がよく起こっているとのことでした。

当院でも最近は歯周病でお悩みの方がよく来院していただけるようになりましたが、やはり時々他の病院で「ネグレクト」されてきた患者さんが来院されます。

このようにほとんどの歯で虫歯と歯周病が「超」重度の場合、確かにどう治療するか僕も悩みます。

しかし当院では患者さんを決して「ネグレクト」せず、どうしても残せない歯は抜歯しますが、残せる歯はしっかりと治療して噛める状態にしていきます!

福岡市西区では歯周病専門医が在籍する病院は当院のみとなりますので、お近くの方で歯周病にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください!

 

・・・そして今回は、たまたま同じセミナーを受講していた後輩たちを連れて、セミナー後に焼き鳥を食べに行きました(^ ^)

大濠公園近くにあるお店でしたが、珍しい料理が多く、お店の雰囲気もおしゃれで焼き鳥屋さんっぽくなく、何より美味しかったです!

男3人で行くには勿体無いお店でしたので、次回は奥さんも一緒に連れて行きたいと思います(^ ^)

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