上の前歯は一番目立つところであるため、皆さんも歯の中で一番気になるところではないかと思います。
通常は色が気になる場合はホワイトニングを行いますが、それだけではどうしても改善しない場合や、後戻りが気になる場合はセラミックの被せ物をして改善する方法があります。
それでは、実際の症例でご説明します。
この方は、色々気になることがあり来院されましたが、虫歯と歯周病があったため、まずはそちらの治療を完了しました。
虫歯の治療は終了しましたが、歯の色や歯並びが気になるということでしたので、セラミックの説明を行い、同意が得られたため治療を行いました。
前歯4本を削ってプラスチックの仮歯を装着し、この状態で歯の長さや出具合を確認していただき、大体の形が決まってから型取りを行います。
当院では、最新の口腔内スキャナーを用いたデジタル印象を行っており、患者さんの口腔内と仮歯の状態をスキャンして画像を読み込み、その画像を重ね合わせて、専門の技工士さんに作成していただきます。
セラミック装着後の写真です。
見た目の改善はもちろんですが、歯並びも同時に改善されました!
今回は1本のみ神経を除去し、3本は神経を保存して治療を行いました。
神経の処置も含めて、治療回数は8回です。
神経を残せるかどうかは、歯を削る量や、年齢によっても変わります。
今回のように神経を多く残せた場合は歯の寿命に影響は少ないと考えますが、やはり神経を取ってしまうと一般的に歯の寿命は短くなってしまいます。
そのため、セラミックの被せ物を行う場合には、事前によく相談し、メリットデメリットを比較して治療を行うか決めていただく必要があります。
セラミック治療が適応になるかどうかはケースバイケースですので、まずは一度ご相談ください!
にしおか歯科医院
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