歯科コラム

2025.02.26

歯医者のルーター選び完全ガイド!種類・特徴・メンテナンス

著者:医療法人鳳歯会にしおか歯科医院

精密な歯科技工の現場では、ルーターの種類や性能が仕上がりに大きく影響します。しかし、市場には多くの製品があり、どれを選ぶべきか迷ってしまうのも無理はありません。なぜなら、用途に合わないルーターを選ぶと、仕上がりの精度や作業効率に影響し、結果的にコスト増につながる可能性があるからです。

本記事では、歯科業界で使用されるルーターの種類や特徴を徹底解説。最後まで読むと、あなたに最適なルーターの選び方が明確になり、技工精度の向上につながるヒントが得られます。では、早速詳しく見ていきましょう。

安心と信頼の歯医者 – 医療法人鳳歯会にしおか歯科医院

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院では、患者さま一人ひとりに寄り添い、安心して任せられる歯医者として地域の方々より信頼をいただいております。一般歯科をはじめ、小児歯科、歯周病治療、矯正歯科、インプラント、審美歯科、ホワイトニング、訪問歯科まで幅広く対応いたします。全室個室の診療室やメンテナンス専用ルームを完備し、リラックスできる環境を整えております。予防を重視し、お口の健康を長く維持できるようサポートいたします。

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
住所 〒819-0380福岡県福岡市西区田尻東1-15-9
電話 092-807-3748

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歯医者で使われるルーターとは?

歯科技工用ルーターは、歯科技工士が歯の補綴物や義歯の作成、調整を行うための精密な切削・研磨ツールです。この機器は、歯科医療において不可欠な存在であり、精密な加工を可能にすることで、患者に適した補綴物を提供するのに役立ちます。

ルーターの基本構造は、モーターによって回転する先端部(ビット)と、それを制御するハンドピースからなります。一般的に、電動式とエアー式の2種類があり、それぞれの用途に応じた特徴を持っています。

主な機能としては、以下のような点が挙げられます。

  1. 切削機能:歯科技工士は、金属、セラミック、レジンなどの補綴物を加工する際にルーターを使用します。特に、歯の形態を整えるためには、微細な加工が求められるため、ルーターの回転数とトルクが重要です。
  2. 研磨機能:義歯やクラウン、ブリッジなどの表面を滑らかに仕上げるために、研磨ビットを装着し、細かい調整を行います。高品質な研磨作業は、患者の口腔環境に適した仕上がりを実現するために欠かせません。
  3. 精密加工:歯科用ルーターは、高回転数で動作するため、ミクロン単位の精度で加工を行うことができます。これにより、義歯や詰め物が患者の歯列にぴったりとフィットするように仕上げることが可能です。

歯科技工士は、ルーターを活用して補綴物の製作や調整を行います。使用シーンは多岐にわたり、それぞれの工程で求められる精度や加工方法が異なります。

  1. クラウン・ブリッジの製作
    クラウン(被せ物)やブリッジ(橋渡しの補綴物)は、歯科医院で採取した歯型を元に技工所で作成されます。ルーターを使って、金属フレームやセラミックの形態を削り出し、精密な適合を実現します。
  2. 義歯(入れ歯)の調整
    義歯は患者ごとにカスタムメイドされるため、咬合調整(噛み合わせの調整)や適合性の向上が必要です。ルーターを用いて、義歯の表面を滑らかにしたり、微細な調整を加えることで、装着時の違和感を軽減します。
  3. 模型製作
    歯科医院で採取した歯型を元に石膏模型を作成し、その模型に基づいて補綴物を製作します。模型の細部を仕上げる際にもルーターが活用され、リアルな歯の形状を再現するために不可欠なツールとなっています。
  4. 矯正装置の製作
    歯列矯正に用いるリテーナーやマウスピースなども、ルーターによる加工が施されます。特に、透明なアライナー矯正では、エッジ部分の研磨処理が重要となり、ルーターを使った仕上げが行われます。
  5. 歯科用インプラントの調整
    インプラント治療では、人工歯の上部構造を患者の口腔環境に適した形に仕上げる必要があります。ルーターを用いることで、正確な形態調整を行い、違和感のない装着感を実現します。

歯科医師と歯科技工士の役割は明確に分かれており、それぞれが専門分野で異なる作業を担当しています。

役職 主な業務内容 使用する機器
歯科医師 診療、治療計画の策定、口腔内処置 歯科用タービン、スケーラー、診察機器
歯科技工士 補綴物や義歯の製作、調整 歯科技工用ルーター、バーナー、鋳造機

 

歯科医師は、患者の口腔内の診察・診断を行い、必要な治療計画を策定します。虫歯治療や歯周病治療、矯正治療、インプラント治療などを担当し、補綴物が正しく機能するように装着や調整を行います。


一方、歯科技工士は、歯科医師が作成した指示書に基づいて、義歯やクラウン、ブリッジなどの補綴物を製作・調整します。歯科技工所で作業を行い、患者ごとにカスタマイズされた補綴物を仕上げることが主な業務です。

また、技工士は新しい技術や材料に関する知識も求められ、近年ではCAD/CAMシステムを活用したデジタル技工が主流になりつつあります。これにより、従来の手作業に比べて精度の高い補綴物を迅速に製作できるようになりました。


歯科技工用ルーターは、歯科技工士の作業を支える重要なツールであり、補綴物の精密な加工を可能にします。歯科医師と歯科技工士の役割を正しく理解し、それぞれの専門性を活かすことで、患者に適した治療が提供されます。ルーターの活用が今後も進化し、より高度な技術が求められることが予想されます。

歯科技工用ルーターの種類と特徴

歯科技工用ルーターには、大きく分けて「電動ルーター」と「エアールーター」の2種類が存在します。それぞれのルーターには特徴や用途の違いがあり、使用する技工士や作業内容によって適切な選択が求められます。

電動ルーターは、モーターを内蔵しており、電力を利用してビットを回転させる仕組みです。一般的に、コード付きのAC電源式や充電式のバッテリー駆動のものがあります。

メリット

  • 安定したトルク:一定のパワーを維持できるため、金属や硬質レジンの加工に向いています。
  • 回転数の幅が広い:数千回転から数万回転まで細かく調整が可能で、さまざまな作業に対応できます。
  • 持続的な作業に適している:エアールーターに比べてエアー供給の制約がなく、長時間の連続使用が可能です。

デメリット

  • コードの取り回しが必要:AC電源を使用する場合、作業範囲が制限される可能性があります。
  • 振動が大きい:モーター内蔵のため振動が発生しやすく、長時間の使用では手の疲労が生じることがあります。

エアールーターは、圧縮空気を利用して回転を生み出すタイプのルーターで、歯科技工所や歯科医院で広く使用されています。

メリット

  • 軽量でコンパクト:電動ルーターと比較して本体が軽く、長時間の作業でも手の負担が少ないです。
  • 高回転数を実現:一般的に電動ルーターよりも高い回転数を実現し、滑らかな切削や研磨が可能です。
  • 耐久性が高い:モーターを内蔵していないため、長期間の使用に耐える設計となっています。

デメリット

  • エアー供給が必要:コンプレッサーが必要であり、使用環境によっては設備投資が求められます。
  • トルクが弱い:高回転での作業は得意ですが、強いトルクを必要とする金属の切削作業には向きません。

 

歯科技工用ルーターを選ぶ際、加工する素材によって適した機種が異なります。特に、金属やセラミックといった硬質材料を加工する場合には、それぞれの特性を理解した上で適切なルーターを選ぶことが重要です。

素材ごとの最適ルーターの特性比較

加工素材 推奨ルータータイプ 主な特徴
金属 電動ルーター 高トルクで強力な切削が可能
セラミック エアールーター 高回転で滑らかな仕上がり
レジン(プラスチック) 電動・エアーどちらも可 加工のしやすさに応じて選択

金属を加工する際には、トルクが強く安定した回転数を維持できる電動ルーターが適しています。特に、チタンやコバルトクロム合金などの硬質金属を加工する場合、高いトルクが求められます。一方、セラミックの加工ではエアールーターが適しており、微細な切削や研磨に向いています。セラミックは硬くて割れやすいため、高回転でスムーズに削れるエアールーターが重宝されます。

ルーターの性能を最大限に発揮するためには、用途に適したビットを選択することが不可欠です。

各ツールの用途と適切な使用方法

ビットの種類 主な用途 特徴
ドリルビット 穴あけ・切削 高精度な加工が可能
カッター 荒削り・形状加工 強力な切削力を持つ
バフ 仕上げ・研磨 表面を滑らかに整える

ルーターのメンテナンスと安全な使用方法

歯科技工で使用されるルーターは、長期間の使用に耐え得るように適切なメンテナンスが必要です。日々の清掃や定期的なメンテナンスを実施することで、ルーターの寿命を延ばし、作業の精度を保つことができます。

日常的なメンテナンス手順とポイント

  1. 使用後の清掃
    • ルーターの使用後は、ブラシやエアダスターを用いて切削粉を除去します。
    • 特に回転部分や隙間に入り込んだ粉塵を取り除くことで、摩耗や故障のリスクを減らせます。
  1. 可動部の潤滑
    • ルーターの可動部分には専用の潤滑剤を定期的に塗布し、スムーズな動作を維持します。
  1. 電源コードやプラグの点検
    • 損傷や断線がないか確認し、安全に使用できる状態を保ちます。
  1. フィルターの交換
    • ルーターのフィルターが詰まると、動作が不安定になるため、定期的に交換しましょう。

定期メンテナンスとプロのメンテナンスサービス

  • 3ヶ月ごとの点検
    • ルーターの回転軸の摩耗状態を確認し、必要に応じて交換します。
  • 年1回のオーバーホール
    • 内部のパーツを分解し、摩耗部分の交換や再調整を行うことで、性能を維持します。
  • メーカーや専門業者のメンテナンスサービスの利用
    • 専門の技術者によるメンテナンスを定期的に受けることで、安心して使用できます。

ルーターは高速回転するため、安全対策を徹底しないと作業中の事故につながる可能性があります。安全な作業環境を整え、適切な使用方法を心がけることが重要です。

作業時の基本的な安全ルール

  1. 防護メガネやマスクの着用
    • 研磨や切削時の粉塵が目や呼吸器に入るのを防ぎます。
  1. 適切な服装をする
    • 長袖の作業着を着用し、巻き込み事故を防ぐために袖口や襟元を締めます。
  1. 作業エリアの整理整頓
    • ルーターの周囲を整理し、転倒や工具の落下を防ぎます。
  1. 適正な回転数で使用する
    • 作業内容に適した回転速度を設定し、無理な負荷をかけないようにしましょう。

事故を防ぐための適切な作業環境の整備

  • 換気設備の整備
    • 研磨粉や切削粉を効率よく排出するため、換気扇や集塵機を設置する。
  • 防音対策
    • ルーターの動作音が大きいため、防音設備の整った環境で作業を行う。

ルーターが故障した場合、正しい診断と迅速な修理が重要です。一般的な故障の原因とその対策を理解し、適切に対応しましょう。

ルーターの一般的な故障原因と解決策

症状 主な原因 解決策
回転しない モーターの故障、スイッチの接触不良 電源を確認し、メーカーサポートに問い合わせ
異音がする 軸受けの摩耗、潤滑不足 軸受けを交換、潤滑剤を塗布
速度が不安定 電源コードの損傷、回路不良 電源ケーブルの点検、専門業者で修理
切削精度が落ちた ビットの摩耗、取り付けミス 新しいビットに交換、正しい取り付けを確認

修理サービスの選び方と費用比較

  • メーカー保証を活用する
    • 保証期間内であれば無償修理や交換が可能。
  • 正規サービスセンターを利用する
    • 純正部品での修理が保証されているため、長期間安心して使える。
  • 専門業者での修理
    • 保証外の場合でも比較的安価に修理が可能。

アフターサポートの充実度を比較

  • 24時間対応のカスタマーサポート
    • 緊急時にも迅速な対応が可能。
  • 交換用パーツの即日発送
    • 消耗品の在庫を確認し、迅速な交換ができるメーカーを選ぶ。
  • メンテナンス講習の実施
    • 定期的な研修を実施し、適切な使用方法やメンテナンス知識を提供するメーカーもあります。

ルーターの適切なメンテナンスと安全対策を実施することで、作業の精度を高め、長期間にわたり安心して使用できます。購入時には保証やサポート体制も確認し、最適な製品を選びましょう。

まとめ

歯科業界で使用されるルーターは、治療や技工の精度を大きく左右する重要な機器です。本記事では、ルーターの基本的な種類や用途、選び方、メンテナンス方法まで詳しく解説しました。

ルーターには電動式とエアー式の2種類があり、それぞれ特性が異なります。電動ルーターは安定した回転数を維持できるため、精密な切削作業に適しています。一方、エアールーターは高回転での使用が可能で、強い切削力を求められる場面で活躍します。用途や加工対象によって最適なタイプを選ぶことが、作業効率と仕上がりの品質向上につながります。

また、金属加工やセラミック加工では、異なるルーターが必要となります。例えば、セラミックは硬度が高いため、高トルクのルーターが適しており、逆に金属加工では、研磨性能を重視したモデルが求められます。さらに、ビットの選択も重要で、ドリルビット・カッター・バフの適切な使用によって作業の正確性が向上します。

ルーターの回転数とトルクの設定も、精密な作業において欠かせない要素です。適切な速度で使用することで、材料の損傷を防ぎつつ、作業時間の短縮と仕上がりの向上が実現できます。また、最新のCAD/CAM技術を活用することで、ルーターの精度を最大限に引き出すことが可能です。

適切なメンテナンスも、長期的な性能維持には欠かせません。日々の清掃や定期的なパーツ交換を行うことで、故障リスクを減らし、作業の効率化を図ることができます。また、メーカーごとの保証やアフターサポートの違いを理解しておくことで、万が一のトラブルにも迅速に対応できるでしょう。

歯科医院や技工所において、最適なルーターを選び、正しく使用することは、患者への治療品質を高める重要なステップです。本記事の情報を参考に、用途に応じたルーター選びと適切な運用を行い、より精度の高い技術・治療を実現してください。

安心と信頼の歯医者 – 医療法人鳳歯会にしおか歯科医院

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院では、患者さま一人ひとりに寄り添い、安心して任せられる歯医者として地域の方々より信頼をいただいております。一般歯科をはじめ、小児歯科、歯周病治療、矯正歯科、インプラント、審美歯科、ホワイトニング、訪問歯科まで幅広く対応いたします。全室個室の診療室やメンテナンス専用ルームを完備し、リラックスできる環境を整えております。予防を重視し、お口の健康を長く維持できるようサポートいたします。

医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
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住所 〒819-0380福岡県福岡市西区田尻東1-15-9
電話 092-807-3748

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よくある質問

Q.ルーターの回転数はどのくらいが適切ですか?
A.回転数は作業内容によって適切な数値が異なります。歯の研磨や切削には20,000〜50,000回転/分が一般的ですが、精密な仕上げ作業では10,000回転/分以下に設定することが推奨されます。一方で、金属やセラミックの強力な切削には60,000回転/分以上の高回転が求められます。適切な回転数を選ぶことで、作業効率を最大化し、歯科技工物の仕上がりを向上させることができます。

Q.日本製のルーターと海外製の違いは何ですか?
A.日本製のルーターは高精度・耐久性に優れ、安定した回転性能が特徴です。特に、回転ブレが少なく、静音性の高いモデルが多いため、精密加工を必要とする歯科技工士に人気があります。一方、海外製のルーターはコストパフォーマンスが高く、手頃な価格帯の製品も多いです。ただし、耐久性や保証の面で日本製に比べるとやや劣る場合があるため、購入前にレビューやアフターサポートを確認することをおすすめします。

Q.ルーターのメンテナンスはどのくらいの頻度で行うべきですか?
A.ルーターのメンテナンスは、使用頻度や環境に応じて異なりますが、基本的には毎日の清掃・週1回の潤滑・年1回の点検が推奨されます。具体的には、作業後にビットやフィルターの掃除を行い、エアールーターは圧縮空気の水分除去を徹底することで長寿命化が可能です。また、定期的にベアリングやモーターの異常をチェックし、異音や振動がある場合は早めに修理を依頼しましょう。適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり安定した性能を維持できます。

医院概要

医院名・・・医療法人鳳歯会にしおか歯科医院
所在地・・・〒819-0380 福岡県福岡市西区田尻東1-15-9
電話番号・・・092-807-3748

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